現代パロ。苦手な人はまわれ右か左
夏は危険
旦那は甘いものが大好きだ。団子、飴玉、チョコレート、饅頭、チューイングガム、ケーキ。数えたらきりがない。それは分かってる。分かってるけどさ!
「はあ〜」
「どうした?佐助」
「いや、何でもないよ・・・」
今、旦那はソフトクリームを食べてる。それはいい。別に咎めるところなんて一つもない。問題は食べ方だ。
ソフトクリームは大きく分けて2つの食べ方がある。溶ける前に食べきるよう、大口を開けて食べるか、できるだけ食べる時間を長引かせる為に舐めるかだ。旦那は後者だった。
(だからヤバいっての!何あの舐め方!俺様の理性試してんだろ!!)
赤い舌がチロチロとソフトクリームに触れるたびに俺の心臓は崩壊寸前だ。これだから夏は苦手だ。夏が大好きな旦那には悪いが、毎年氷菓子やアイスバーを食べる旦那を見せつけられ、理性を極限までいじめ倒される気分になるからだ。しかも年を追うごとに自分も幸村も成長するわけで、その攻撃は年々レベルアップしてると言える。
(絶対旦那は気づいてない)
自分がどんなに雄をかりたてるかも。俺様がどれだけ我慢してるかも。じゃなきゃ、のんきにソフトクリームなんかにカプついてるわけがない。
「・・・ねえ旦那、溶けてるよ?」
「む!?」
ペロリと旦那の舌が手に付いた白い軌跡をたどった。
「〜〜〜っっ!!!」
「?やっぱり変だぞ佐助」
「・・・気にしなくていいよ」
青と白のコントラストが美しい夏の空に叫んでやりたかった。
夏なんて大っ嫌いだ!
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