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サルスベリ
「昔、この花の名をお前は教えてくれた」

少し高い所に咲いた赤い花を引き寄せて懐かしそうに言った

「そうだったっけ?」

やっぱりこの色がこの人にはよく似合う

「何とも奇怪な名前ですぐに覚えてしまったことよ」

いつからこの人の色になったのだろう

「まー、珍しい名前ではあるね」

鮮やかでいて華やか

「でも、旦那にお似合いな花だと思うよ」

だってその花の名前は





「百日紅(サルスベリ)」






いつも赤くて朱くて丹くて紅い
そんなあなたのような花








サルスベリ:花言葉は 敬愛 潔白 雄弁 不用意
 











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